Eコマースで動画が本格的に使われるようになったのは、デバイスや通信環境が相応のスペックになってきた2016〜2017年頃だと思います。そもそも人がものを買う前には、何らかの情報を知る、興味を持つ、検索する・比較する、というプロセスがあり、それを経た上で、オンライン上で購買されるのがEコマースです。その「知る」の段階が、人づての言葉に始まり、新聞などの文字情報、ラジオなどの音声、Webサイトの画像、そして現在は動画と移り変わってきたと考えています。
その意味で、動画が使われる場面は商品・サービス紹介、自社PRなどの「認知」目的が中心でした。それが、ここ1〜2年は視聴者がどれだけ世界観を楽しめるかという「質」の部分も重視されるようになってきたと考えています。