小松:
実際の動きをシミュレーションするトライアルは、正味10時間程度。すごくスムーズでした。受診者さんにはiPadを持っていただくのですが、「検査機器」とiPadをバーコードで連携させてから測定すれば、結果がそのままiPadに表示されます。従来のように、紙が出てきて、それをメモして……という作業は不要です。健診用のシステムを購入して、個室で対応できるようにカスタマイズしてもらいました。受診者さんが結果をすぐに見られて、さらに時間が空いたらiPadで雑誌も読めます。
健診って、「会社から言われたから行かなきゃ」「健康のために行っておかなきゃ」という感覚だと思うのです。でも「受けたくなる健診」なら、おっくうでなくなりますよね。
個室にしてiPadを導入したことで、それまで半日~1日がかりだった人間ドックが、1時間半で終わるようになったんです。そういう意味でも、「受けたくなる健診」が実現できているのではないかと思います。